「診断コンテンツはWebプロモーションや認知拡大に活用できるのか?」「自分の業界でも使える?」このような疑問を持つ方へ、この記事では・Webプロモーションに診断コンテンツを活用するメリット・業界別の活用事例をご紹介します。食品からレジャー、コンサルティングなどでも活用されている診断コンテンツ。なぜ活用が進んでいるのか、その理由をご紹介します。▼Webプロモーションや認知拡大に効果的な診断の作り方についてはこちらWebプロモーションの新戦略|診断コンテンツの効果とつくり方を解説Webプロモーションに診断コンテンツを使うメリット 人は「売られること」を嫌います。ヤフー株式会社が2022年に行った調査では、インターネット広告に「強いストレスを感じる」「ややストレスを感じる」と回答したユーザーが7割以上もいることが分かっています。買い物に限った話ではありません。「知ること・参加すること」も同様です。たとえ無料のセミナーでも、興味がなければ参加しませんね。つまり、どんな商品も「面白そう」と思われなければ、知られることも・買われることもありません。BtoBでもBtoCでも、プロモーションはユーザーの心を動かすところからスタートします。「これなら痩せそう」でも「ちょっと楽しそう」でも「これなら売上が増えそう」でも何でも良いのですが、とにかく「面白そう」と感じるものからユーザーに知られていきます。診断コンテンツなら、そういった人間心理を突くことができます。「売る」前に「面白そう」を。 占いを信じない私も、朝のテレビで星座占いランキングがはじまると、ついつい気になります。自分の運勢はすぐに自分事化され、見るまで結果が分からないことも探求欲を刺激するためでしょう。要するに「面白そうだから、1分くらいなら見ても良いか」と心を動かされているわけです。診断コンテンツもこれに近いモノがあると言えます。自分に合わせた結果が出ますから自分事化され、ついついアクセスしたくなるのが診断コンテンツの強みです。加えて、人は自分のことを話すのが大好きな生き物です。誰に頼まれたわけでもないのに「ロボット掃除機を買いました」なんて投稿が溢れているSNSを見れば、表現欲求の強さが分かりますね。同様に、診断コンテンツの結果はSNSに拡散されやすいのも強みです。ピクルスが作成した診断コンテンツはSNSで10000回以上シェアされた事例もあります。では、実際にどんな効果があるか、数字で見ていきましょう。マーケティング的視点から見る診断コンテンツの効果 診断コンテンツは通常のインターネット広告よりも……SNSで拡散されやすくなります(ピクルス調査で約63倍※)商品の指名検索が増えます(ピクルス調査で約17倍※)※Facebook広告にオウンドメディアの記事を出稿した場合と、診断コンテンツを出稿した場合の比較多くの人に商品・サービス名が認知されるのが、診断コンテンツの効果です。通常のインターネット広告よりも接触時間が増え、信頼感に繋がることもメリットでしょう。続いて、業界別に、診断コンテンツの活用事例を見ていきましょう。業界別の活用事例 使い方次第で、様々な業界で診断コンテンツは成果を上げます。【Web・通信】業界の人気事例:ピクルス『16タイプマーケター診断2』 コチラはピクルスが作成した診断コンテンツです。作った目的は、診断コンテンツ作成ツール「ヨミトル」の認知拡大のため。質問から16種類の「●●型マーケター」の結果を表示します。細かく診断結果を用意しているため、ユーザーにあわせた回答を表示することが可能です。分析が大好きなマーケターの琴線に触れ、公開1ヶ月で55000回以上の利用、SNSシェア10000回以上という大ヒットを記録。自社サイトに設置した診断ページのPV数は月間7000、「マーケター診断」の指名検索数は約230で、サイト流入増やブランディングにも大きく貢献しました。ヨミトルの商談でも「マーケター診断のような診断を作りたい!」というお声をいただき、成約に繋がっています。>>高精度診断+SNS連携で拡散力を高める「16タイプ マーケター診断」【美容・ヘルスケア】業界の人気事例:ロゼット株式会社『ご自愛ルーティーン』 ユーザーに質問できる診断コンテンツだからこそ、ピッタリの商品を提案できるのが診断コンテンツの強み。これはどんな商品でも活用できます。さらに工夫して、おすすめ商品を紹介するのではなく、デザインでエンタメ性も持たせた事例が「ご自愛ルーティーン」です。ピッタリの商品を提案するだけでなく、理想に近づくための新しいライフスタイルと、それに近しいコスメの使い方まで紹介しています。思わず誰かに紹介したくなる診断コンテンツで、認知拡大に成功しています。 >>パーソナライズしたおすすめ化粧品を紹介!診断コンテンツ:「ご自愛ルーティーン」【エンターテインメント】業界の人気事例:株式会社サンリオ『マイキャラ診断』 12問の質問からユーザーの性格を分析し、その性格に近いサンリオキャラクターが表示されます。サンリオ好きには特に興味を持たれる診断コンテンツとなったでしょう。約80万人に利用されています。自分の性格が「●●型」と診断されるのは様々な業界で人気があります。私が5分で考えた例ですが、こんな活用方法もありそうです。あなたを漫画の登場人物に例えると?(出版社の診断コンテンツ)あなたを働く乗り物に例えると?(重機メーカーの診断コンテンツ)あなたを過去の偉人に例えると?(図鑑の診断コンテンツ)普段は興味をもってくれないユーザーとも繋がりを作れるのが診断コンテンツの強みです。>>SNSシェアを効率的に獲得「サンリオ マイキャラ診断」プレゼントが工夫のポイント【食品・飲料】業界の人気事例:サッポロビール株式会社『ビア充診断』 みんな大好き(?)ビールの楽しみ方が分かります。サッポロビールによる診断コンテンツです。こちらは同時にSNSキャンペーンもうまく活用した事例です。診断コンテンツと同時にプレゼントキャンペーンも開催されました。診断後にキャンペーン応募すると、抽選で200名に10000円分のオンラインギフトをプレゼントするというもの。キャンペーンに応募するには、診断コンテンツに回答した後、会員登録すると申し込めるように設計されています。見込み客を獲得しつつ、認知も拡大する施策でした。>>SNSキャンペーンと組み合わせて効果的に認知拡大!サッポロビールの「ビア充診断」【観光・レジャー】業界の人気事例:株式会社スマートルアー『全国ランキングつき!釣りバカタイプ診断ver.2』 サンリオもビールも広く好まれているものでした。今度は違います。釣りです。博報堂による「生活定点2022」では、釣りが趣味の人は6.4%でした。動画視聴は41.1%、ショッピングが25.0%なので、どちらかといえば釣りはマイナーな趣味と言えるでしょう。そんな釣りユーザーの中でも、さらにコアなユーザーを対象にしたのがコチラの診断コンテンツです。「プラグにつくローリングマークがどれくらい好きか」などといった、釣りを知らない私にはちんぷんかんぷんな質問が出題されます。一方、コアな釣りユーザーはとても楽しめるでしょう。専門性の高い質問をすることで、提供元への信頼性も生まれていきます。SNS(とくにTwitter)は趣味で他ユーザーと繋がることも多く、一度シェアされれば広く認知拡大される可能性があります。>>コアな釣り人を対象とした診断コンテンツ「全国ランキングつき!釣りバカタイプ診断ver.2」【教育】業界の人気事例:麻生専門学校グループ『あなたに合う職種を診断してみよう!』 深い悩みほど権威ある存在からアドバイスを聞きたくなるもので、学生なら就職がそれでしょう。「あなたに合う職種を診断してみよう!」は、22の質問に回答すると、性格に合わせた職種が分かります。全体的にポップなデザインで、ゲーム感覚で楽しめます。学生も気軽に楽しめますね。学生はSNSも多く利用しており、同年代のフォロワーも多いです。つまり同じ悩みをもつユーザー同士で繋がっていると予想されます。診断結果がSNSにシェアされれば、そこから認知拡大も進んでいくでしょう。実は私が大学生だったころ(2014年ごろ)、まさにこんな診断コンテンツを使って、将来を考えていたときがあります。それも、友人から教えてもらったサイトで。>>学生向けの適職診断で、専門学校への興味を促進!「あなたに合う職種を診断してみよう!」【人材・採用】業界の人気事例:レバテック株式会社『ITエンジニア・クリエイターのための年収診断』 正面から「あなたの年収は低いです」と欠点を指摘すると、嫌われること間違いありません。そこをフラットに、嫌悪感なくズバッと表現できるのも診断コンテンツの面白さです。専門性、権威性も示せます。「ITエンジニア・クリエイターのための年収診断」は平均と比べてユーザーの年収がどうあるかを示し、年収アップのアドバイスをする診断コンテンツです。まだ転職に興味がないユーザーも、自分の年収が高いか低いかは興味があるでしょう。まずは診断コンテンツで現状をフラットに示し、そこから転職を進めるアプローチを取っています。潜在ユーザーにも広くアプローチできる診断コンテンツです。>>「ITエンジニア・クリエイターのための年収診断」でリード獲得を効率的に【コンサルティング】業界の人気事例:株式会社山猫総合研究所『価値観診断テスト』 オープンに議論が進むのもSNSの面白さです。とくに政治の話題には事欠きません。そんなSNSの性質を活かしたのが「価値観診断テスト」です。保守かリベラルか、政治的な価値観を診断します。診断結果がSNSにシェアされれば自然と議論へつながり、多くの関心を引くでしょう。この診断コンテンツを提供する山猫総合研究所はシンクタンク・コンサルティングサービスを手がけています。診断コンテンツから認知拡大やブランディングの効果も期待できますね。 >>世の中の社会問題への関心を高めつつ、自社のブランディングにも繋げる好事例「価値観診断テスト」手軽に診断コンテンツを作るなら「ヨミトル」 様々な業界での活用事例をご紹介してきました。では診断コンテンツが気になっている方に、オススメの診断コンテンツ作成ツールを……とその前に。良いところばかり話してきましたが、デメリットも正直にお伝えしなければなりません。診断コンテンツは制作費が高いのが問題です。1つ作るのに300〜500万円程度かかり、メンテナンスするたびに費用が発生することも。主な原因の1つは「開発にエンジニアの工数がかかること」です。ピクルスも診断コンテンツの制作側を長いこと経験してきました。従来の診断コンテンツが高コストだったのも制作側として痛感していました。それを脱却すべく、ノーコードで自社開発できる診断コンテンツ作成ツールを開発しました。診断クラウド「ヨミトル」です。▼ヨミトルの特徴・月額定額で低コスト(年間80万円で利用可能)・自社で作成・メンテナンスが可能・自社サイト内に設置でき、アクセスが逃げないヨミトルは以下のように、ロジック種別と設問の形式を選びながら作成していきます。 ※クラウドで動作するため、この画面もブラウザで表示されます。感覚的な操作だけですので、プログラミングの知識は不要です。作成済みの診断をひな型として流用することも可能です。「この質問、ちょっと文言変えたいな……」なんてときも、自社でささっと修正できますよ。企画からサポートも可能です 実はピクルスは診断コンテンツを10年以上制作していまして、業界の中でも診断コンテンツに特に多くの経験を持っていたりします。大手企業から中小企業まで、数々のプロモーションを成功させてきました。その経験を元に、企画コンサルティングも提供しております(オプションです)。企画作成の時間がないときや、SNSで広く拡散されるような診断コンテンツのアドバイスをご要望のときにご活用ください。事例集にあったとおり、診断コンテンツは多くの場面で活用できます。Webプロモーションの目的は次の3つが主ですが、そのどれにも対応可能です。自社商材の認知拡大(知らない人に知ってもらう)認知向上(商材の名前や特徴を覚えてもらう)利用機会促進(利用者や利用頻度を増やす)業界・商品の特徴に合わせて企画のアドバイスや、デザイン面のアドバイスもさせていただきます。実際にヨミトルをご利用いただいたお客様の声も公開しています。活用事例・見本としても読めますので、お申し込みの前にぜひご覧ください。>>導入インタビュー金額・プランについて 制作会社に依頼すると300〜500万円ほどかかりますが、ヨミトルならプランによっては年間100万円以下におさえられます。 3ヶ月の短期から、1年の長期プランまでございますので、施策に合わせてご利用ください。>>ヨミトルの料金・プランはこちら期間限定のSNSキャンペーンと併用するなら:スポットプランサイトに常設して活用するなら:ライトプラン複数の診断コンテンツを活用するなら:レギュラープランがオススメです。当社のデータでは、オウンドメディア記事と比べてCPCは約1/4に。指名検索数は約17倍になりました。低コストで高い話題性、拡散力を実現する診断コンテンツを作ってみたい人は、ぜひ『Webプロモーションの新戦略|診断コンテンツの効果とつくり方を解説』を参考にしてみてください。